アフィリエイト初心者が知らずに犯してしまう10の間違い
今月で当ブログの運営を開始して丸2年が経ちました。
さすがにもう初心者は脱したと思いますので、
中級者の立場から、アフィリエイト初心者の人に向けて記事を書いてみます。
これからアフィリエイトを始めようという「完全初心者」の人には
何のことだかわからないかも知れませんが、
すでにアフィリエイトの実践を開始している人は参考にしてください。
誤解1:人気ブログランキングのクリックを促す文言を入れると良い
これは私も昔、知らずにやっていたのですが、
人気ブログランキングのリンクをクリックさせる文言を使って
クリック数を稼ごうとするアフィリエイト初心者の人がいます。
「クリックをお願いします」
「クリックしていただけると嬉しいです」
「応援クリックが記事更新の励みになります」
みたいな感じで。
ですが、人気ブログランキングの利用規約に
次のようなことが「禁止事項」として書かれています。
ランキングへのクリックを強制する(または近いと判断される)リンク方法。
参照:人気ブログランキング利用規約
具体例が示されてなく、問い合わせても返信がないので、
「クリックの強制に近いと判断される」の基準がよくわかりませんが、
「クリック」という文言で誘導するのは危険な香りがします。
というのも、基本的にクリックが肝になっているサービスは
「クリック」という文言の使用は禁止されているからです。
例えば、楽天アフィリエイトの場合。
「サイト運営のためにクリックして下さい」等、ユーザに対し、
クリックを依頼または嘆願する文言
参照:楽天アフィリエイト広告掲載基準
例えば、Google Adsenseの場合。
「広告をクリック」、「協力してください」、「これらのリンクへアクセス」
またはその他の類似表現を使用して、Google 広告をクリックするようユーザーを誘導すること。
参照:Google AdSense プログラム ポリシー
例えば、アドスペースの場合。
「ここをクリック」など行動を誘導するフレーズで「クリック」を含む表現。
参照:アドスペース手順とガイドライン
人気ブログランキングの場合もクリックに意味があるサービスですので、
そういった表現で誘導しないほうが安全でしょう。
なので、もしかしたら気にしすぎかも知れませんが、
原因不明の登録抹消をされた人を何人も知っていますので、
私は不安要素を極力排除するようにしています。
誤解2:クリック数を稼ぐため、メルマガにもブログランキングのURLを貼る
人気ブログランキングはその名の通り
ブログの人気度をランキングしたものです。
ですから、利用規約にも書いてあるように、
「blog以外のページからのリンクは禁止」です。
それにも関わらず、メルマガに直接ランキングのURLを貼って、
さらには「応援クリックお願いします!」
という文言付きで誘導してしまうアフィリエイト初心者の人がいます。
これは完全にアウトです。
ちなみに、私的にはブログのトップページのURLを貼って、
メルマガ内で「応援クリックをお願いします」
と誘導するのもグレーだと思っています。
ブログ上でさえ危険な香りの漂う誘導方法が、
リンク掲載不可のメルマガ上でならOK
なんてことになったらおかしなことになりますので。
実際、ブログURLでの誘導なら運営側にはバレないと思いますが、
ブログ以外からクリックを懇願するのは健全ではない気がします。
「人気ブログランキング」ですから。
なので、ブログ以外の媒体から
クリックを依頼するようなことは私はやりません。
誤解3:おきてがみをブログランキングの相互応援目的に利用する
ブログの訪問者が増えたり、訪問者との交流を深められる
「おきてがみ」というブログパーツがあります。
→ おきてがみ
ですが、このおきてがみを
ランキングの操作に使用するアフィリエイト初心者の人がいるようです。
人気ブログランキングの「禁止事項」として
次のようなことが書かれています。
定期的に友達や仲間同士でクリックするシステムなどを利用・制作する行為。
参照:人気ブログランキング利用規約
また、おきてがみの規約にも
次のような行為は「厳禁」であると書かれています。
2 「おきてがみ」をランキングサイトやクリック広告の相互応援目的で用いる行為
参照:「おきてがみ」の規約について
制作者ののんきんぐさんのコメントを見ても、
ブログランキングの相互応援目的として
おきてがみを使用されることに憤慨している様子です。
→ 「ランキングサイトとおきてがみ」に関するデマについて
のんきんぐさん曰く「おきてがみとランキングサイトは無関係」です。
制作者さんの意図しない使用方法や、
それを堂々とブログ等で公言することはやめたほうが良いです。
おきてがみの利用規約違反だけでなく、
人気ブログランキングの登録を抹消される危険性があります。
おきてがみは訪問したことをお知らせしたり、
簡易的なメッセージを伝えるためのコミュニケーションツールです。
純粋にコミュニケーションツールとして使っている人や
のんきんぐさんに迷惑をかけることのないようにしましょう。
誤解4:メルマガ発行者の氏名はリンク先に記載すれば良い
商用メルマガを配信する際は
メール「本文」に氏名の記載が義務付けられています。
(法人の場合は会社名)
住所の記載はリンク先でも良いのですが、
氏名は「本文内」に記載する必要があります。
実際に、本文に表示されていなかったとして
総務省および消費者庁から措置命令を下されたケースもあります。
送信者の氏名又は名称等一定の事項がメール本文に
正しく表示されるようにしなければならないことを法第4条により規定しています(表示義務)
参照:特定電子メール法違反に係る措置命令の実施
上記の措置命令は、配信の同意を得ていなかったことが
一番の原因かも知れませんが、
本文内の氏名の表示がなかったことも指摘されています。
氏名の記載はリンク先の参照で済ますのではなく、
メール本文内にもきちんと記載するようにしましょう。
誤解5:HTML文法の点数が高いサイトはSEOに強い
たまに「HTML文法が100点満点だから、SEOに強い」
みたいなアピールをしているサイトテンプレートがありますが、
100点満点だからSEOに強いとか関係ないです。
例えば、「賢威」のテンプレートがありますが、
制作者の松尾さんのセミナーに参加したときに
松尾さんも言ってました。
「100点満点かなんてどうでもいい」と。
重要なのは「文書の論理構造」が正しく伝わっているかです。
何より、Googleスパムハンター隊長のマット・カッツさんが
僕たちは、(W3C標準に)準拠しているからといって、
ウェブページの順位を上げるようなことは何もしてない。
ウェブにある大多数のページは、準拠してないからね。
参照:GoogleのHTML文法が間違っている理由、HTMLの正しさにランキングは無関係
と言ってます。
タグの閉じ忘れでレイアウトが崩れるとかそういうのは論外ですが、
上位表示のために100点を目指す必要はありません。
誤解6:WordPressは難しいから、無料ブログから始めると良い
まず、私は「WordPressが難しい」というのがよくわかりません。
少なくとも日本で一番ユーザーの多い無料ブログである
アメブロよりは簡単に使えます。
アメブロって、禁止タグとやらが決められていて
自由に記事投稿やカスタマイズができないのです。
参照:アメブロの禁止タグ
WordPressと比べたら、アメブロのほうが難しいです。
ただし、無料ブログにない作業として
WordPressの場合はサーバーの契約、ドメインの取得、
ネームサーバーやデータベースの設定があります。
ここが初心者の人にはネックになっているのかも知れません。
しかし、これらの設定は最初だけです。
あとは使いやすいこと、この上ないです。
さらに、ロリポップの簡単インストール機能を使えば、
データベース設定すら不要です。
もちろん、最初に無料ブログで「日記ブログ」を作って、
記事の練習やHTMLに慣れるのは有効だと思います。
私はメインブログはWordPressで運用開始しましたが、
その前にFC2で日記ブログを作っていますので。
ですが、「設定が難しそう」という理由で毛嫌いして、
情報商材アフィリエイトの「メインブログの運用」を
無料ブログで始めるというのは私はおすすめしません。
無料ブログで記事を書いていっても
WordPressの運用スキルは一向に身につかないからです。
また、後のちWordPressへ移行することになった場合
その移行作業も面倒です。
無料ブログは301リダイレクトが使えませんので、
ドメインパワーを引き継ぐには
rel=”canonical”タグを使って正規化する必要があります。
面倒以前に、上記の設定できますか?
私は301リダイレクトだとかレルカノニカルだとか
そういう難しいことはよくわかりません。
一応、海外SEO鈴木さんのセミナーで勉強はしましたが、
実際にやったことがないのでよくわかりません。
「WordPressは難しいから無料ブログから始めましょう」
とか書かれている本末転倒な教材を信用してしまい、
余計な作業をする羽目にならないように気をつけてください。
私みたいに技術的なことに詳しくない人は、
初めからWordPressで運用開始することをおすすめします。
誤解7:Jレビューで評価の高い教材は信用できる
Jレビューという情報商材のレビューサイトがあります。
→ Jレビュー
私も第一期メンバーとして在籍していましたが、
Jレビューはまだまだ発展途上のサイトです。
信用できるサイトと判断するには時期尚早だと思います。
事実、私の元には
「なんでこんな人が認定レビュアーなのですか?」
といった問い合わせが何度か来たことがあります。
私に聞かれても困るのですが・・・。
Jレビュー側としては「色々な見解のレビューを載せたい」
という目的もあるので多少は仕方がありません。
しかし、JレビューおよびJIBEOの運営方針については
JIBEO理事の大田さんと軽いバトルをしたことがありますし、
まだまだこれからの団体だと思っています。
本当に信頼のできるレビューサイトになるまで
温かく見守っていきましょう。
誤解8:批判的なレビューを書くと売れる
一方の商品を叩くと、もう一方の商品が際立って売れる
と思っている人がいるかも知れませんが、大して売れません。
批判している暇があるなら、より多くの販売者さんと仲良くなって
オリジナル特典を用意してもらったり、
個別報酬を設定してもらったほうが売上は上がります。
しかし、今のインフォ業界の現状について、
某近藤利明さんがこんなことを言っていました。
今、インフォ業界はあれこれと理由を付けられて
同じような内容のモノが際限もなく売られています。
アフィリエイターが勧めるがままにどんどんノウハウを買い足しています。ビジネスには急激に収入が増える
「ティッピング・ポイント」「ブレイクスルー」
というものがあるのに、このティッピング・ポイントを待たずに
多くの人が初めのところを行ったり来たりしているのです。それは、ほんの一握りの稼いでいる人間たちが
ティッピング・ポイントを迎える前にもう次の商材を紹介しているからです。
だからノウハウコレクターが増えるのは必然なんです。
本来は稼げるようになっていたかも知れないのに。本来、必要もないモノを買わされ、
気がつけば混乱してしまい、作業も手につかず、
出ていくのは大切なお金と時間だけ・・・だからネットビジネス(インフォ)業界は
「消費者を食い物にするろくでもない業界」だと思われているのです。
まさにその通りだと思います。
私もティッピング・ポイントを迎える前に
次々に商品を紹介することのないよう気をつけています。
また、販売者やアフィリエイターは売るのが仕事ですから、
基本的に売るために都合の良いことしか言いません。
しかし、商品には必ず負の側面があります。
アフィリエイト初心者の人は
それを見抜くことがなかなかできません。
ですから私はレビューを書く際も
できるだけ商品説明部分にページを割いて、
「本当はこんなことが書いてありますよ」
と判断の手助けになるようなレビューを心がけています。
一般的に、見込み客はその商品自体が欲しいのではなく、
商品を買うことで得られる未来(ベネフィット)を知りたいのだから、
モノを売るにはそこを伝える必要があると言われています。
しかし、ネットの世界では、それはすでに販売ページに書いてあります。
一方で、情報商材販売ページの「商品説明」部分は
いかに秘匿性を保ったまま興味を引き立たせるかに終始しています。
(ツール・テンプレートの販売ページは例外)
ですので、私はこの部分は実際はどうなのか
事実を伝えるレビュー構成にしています。
もしかしたら、せっかく販売者が興味を引き立たせているのに
そこを馬鹿正直に書いたら逆効果なのではないか?
と思われるかも知れません。
しかし、こういうレビューを書くと、
「レビューが詳しかったから」「わかりやすかったから」
という理由で購入していただけるようになります。
特に、情報商材の販売ページは秘匿性が一種のウリですから、
「実際はどんな内容なのか」が知りたくなってきます。
例えば、第5アフィリエイトがわかりやすい例です。
レビューができないので相談メールの受付で対応したのですが、
全てが「商品内容」に関する問い合わせでした。
レビューに求められているのはそういうことなのです。
ですから、購入を検討している人に対して
商品の良い面も悪い面も伝わるレビューを用意して
自分で冷静に購入を判断できる手助けをしてあげる。
必要ない人にまで無理やり買わせないようにする。
私の場合は、そういうレビューを心がけています。
誤解9:ブログにコメントを残すと被リンク効果が得られる
ブログのコメント欄にはURLを記入できるスペースがあります。
そのため、被リンクを得ようと中身のないコメントをしまくる
コメントスパムが増え、一時期問題となりました。
その対策として登場したのが「rel=”nofollow”」属性です。
コメント欄のURLにrel=”nofollow”を付けることで、
被リンク効果が得られなくなり、スパムを減らせる仕組みです。
どのブログにrel=”nofollow”が付いているのかは
私は興味がないのですべて把握していませんが、
WordPressにはデフォルトで搭載されています。
ですので、WordPressのブログにコメントをしても
被リンク効果は得られません。
しかし、それだとコメントいただいた人に申し訳ないので、
最近、nofollowタグを外すことができる
「Nofollow Free」というプラグインを導入しました。
参照:WordPressでrel=”nofollowリンクを外すプラグイン『Nofollow Free』
Nofollow Freeの良いところは、
nofollowタグが外されるまでのコメント回数を指定できるところです。
私のブログの場合は「5回」に設定していますので、
5回以上コメントいただいた人のURLに被リンクをお付けしています。
例えば、さくさんからは6回コメントをいただいていますので、
さくさんのブログURLにはnofollowが付いていません。
ちなみに、さくさんは
システム系のことが私の100倍くらい詳しいので
さくさんのブログは要チェックしておく良いです。
さくさんのブログ
→ ブログとメルマガでかせぐ初心者のアフィリエイト戦略と情報レビュー
そして、コメント欄は被リンクを得るためのものではなく、
ブログ運営者さんとコミュニケーションを図るためのもの
であることを忘れないようにしましょう。
誤解10:発リンクは極力控えたほうが良い
発リンクをすると、リンクの価値が発リンク先に漏れて、
自分のサイトの順位が下がってしまう。
だから、発リンクは極力少なくしたほうが良い。
と思っている人がいるかも知れませんが、これは古い考え方です。
訪問者の役に立つリンク先は、
積極的に掲載していくのがソーシャル時代の考え方です。
松尾茂起さんのセミナーで教えてもらったのですが、
「エゴサーチ」という考え方があります。
■エゴサーチとは
自分の名前やハンドル等をネットで検索すること。
もともとは英語圏で使われていた用語。
日本では、ネットの一部ユーザーが自分の言及を探したことをいう時に
この用語を使い、一部に広まっていた。
参照:はてなキーワード「エゴサーチ」
つまり、参考となるサイトをリンク付きで紹介することで
エゴサーチを行なうサイト運営者に対して
プル型のアプローチをかけることができるのです。
お礼のコメントやメールをもらったりして、
そこから運営者さんと交流が深めるきっかけとなります。
最近で言うと、エキスパートメールの記事を書いたことで、
七里信一さんからメールをもらって、
現在極秘開発中の新商品の情報も教えてもらいました。
しかし、「発リンクをするとリンクの価値が漏れる」
と思って、リンクを貼らないで紹介したり、
nofollow付きで紹介していたらどうでしょう?
きっと、そこから交流は始まらないと思います。
せっかくのチャンスなのに、非常にもったいないです。
実は、私も昔は発リンクを意識して
nofollowタグを内部リンク、外部リンク問わず
よく使っていました。
(今でも使ったままになっているリンクもあります)
ですが、今は「信頼できないサイト」以外には
nofollowタグは使わないようにしています。
参照:nofollow属性をリンクに付けるのはどんなとき?
信頼できないサイトに発リンクをするのはよくないですが、
訪問者の役に立つサイトには積極的に発リンクをして、
訪問者の役に立つコンテンツに仕上げていきましょう。
以上、アフィリエイト初心者の人が犯してしまう間違いを
10個まとめてみました。
●本日のまとめ
ネット業界は情報の流れが非常に早く、
間違った情報や古い情報が都市伝説的に広まっている場合もあるので、
信頼のできる情報元から最新の情報を得ることが大切。
2014年版はこちら
「メルマガなしではアフィリエイトで月100万円稼げない」というデマについて。
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この記事へのコメント
めしおさん
お世話になっています
さくです
初心者に限らず、わたしもサジェスチョンをいただきました
メルマガでのランキングへの誘導をやらかしていました
早速修正させていただいたので、ご指摘がありがたかったです
そしてJレビューはわたしもレビュアーとして投稿させていただいてる身ですが
最近も運営方法について小さなバトルを繰り返していました^^
成長段階にあるからこそ、良い方向に向けてのバトルにしたいと
思っていますので温かい目で見ていただければと思います
さくさん
コメントありがとうございます。
あら、ホントですね。
てっきりブログのURLかと思っていました。
Jレビューの運営方法はバトルしたくなりますよね^^
情報商材業界の真の健全化に向けて、引き続き熱い闘いをお願いします。
めしおさん、お世話になっております。
恥ずかしながら人気ブログランキングのクリック促進の件、気付いていませんでした。
おもいっきり「1クリックお願いします」と記載していました・・・。
さっそく直します~。
筆丸さん
コメントありがとうございます。
そこはブラックではなく、グレーな部分ですが、
知らずにやっていたとしたら、気を付けたほうが良いですね。
『Nofollow Free』っていいなと思いました。
コメントは付けられるほうにもメリットがあるんですよね。
コメントがたくさん付くサイトは信用があると思われます。
コメントがたくさん付くようにnofollowは外したほうが良いとさえ思っています。
みうさん
コメントありがとうございます。
Nofollow Freeは回数指定できるのが良いですね。
「コメントをしたいけど、nofollowだからコメントをやめよう」
という人はあまりいないと思いますので、
コメントの多さとnofollowの有無は関係ないと思います^^
おはようございます、みゅうです。
ブログでコメントさせて頂くのは初めてですが
以降よろしくお願いします。
今回の記事を読んでいて
知らない間に私自身、間違いだらけで(^^;
気づいた所を少しずつ改善していこうと思います。
本当にいい商材が見つけにくいですね。
惑わされ続けておりますが
めしおさんのレビューで今後もスッキリさせて頂きます。
みゅうさん
コメントありがとうございます。
知らないでやっている人意外と多いかも知れないですね。
ノウハウコレクターにならないよう気をつけてください。