Mr.Xテンプレートセミナー(平秀信さん、株式会社インプロビック)の感想

先月27日、28日の2日間に渡って開催された平秀信さんのコピーライティングセミナー「XテンプレートSecrets」に参加してきましたのでレポートします。

主催者 平秀信さんって誰?

今回、私が参加するコピーライティングセミナーを主催するのは
「平秀信」さんという人なのですが、
ネットビジネスの世界でかなり有名のようです。

平秀信さんの存在を知ったのは、
確か5年くらい前だったと思います。
私が住宅メーカーの営業マンをしていた頃です。

売れる営業マンになるためのマニュアルとか
営業マン向けのメルマガを発行していた記憶があります。
私は購読していませんでしたが。

というのも、平秀信さんは
「エルハウス」という地場工務店の社長なんですね。
このエルハウスを大きくした実績を、
ネットビジネスに活かして、成功したようです。

平秀信さんのメンター「Mr.X」って?

で、平秀信さんと必ずセットになって付いてくるのが
「Mr.X」なる人物です。
平秀信さんはこのMr.Xのことを「メンター」と呼んでいます。

ちなみに、メンターとは、
特定の領域において知識、スキル、経験、人脈などが豊富で
成功体験を持ち、役割モデルを示しながら指導・助言などを行う人
のことを指します。

簡単に言うと「師匠」みたいなものですね。
他にもこの「Mr.X」なる人物のことをメンターと崇めている人は、
「伊勢隆一郎」さんとか「村上宗嗣」さんが有名です。

そもそも、「Mr.X」ってどこの誰だよ?って話ですが、

Mr.X=芦原達也さんのようです。

そこで、平秀信さんのブログを見ると、
Mr.Xの正体についても書かれていました。
当初はアメリカ人という「設定」だったようですが、
実は、名古屋に住む「芦原達也」という人だったとか?

そんな芦原達也さんはナンパ教材を販売しています。
ナンパ教材のセールスレター冒頭で、
「藤崎奈々子氏に芦原達也が取材を受ける…」
とか書いてありますけど、

これは「スクウェア21」という雑誌の対談企画で、
こちら側がお金を払えば誰でも取材を受けてくれるものです。
普通、取材って出版社側から取材を申し込んできて、
取材料を出版社側が払うものなんですけどね・・・。

実は、私の元にも2回、
スクウェア21から営業の電話がかかってきましたけど、
無視しておきました。

そもそも、「藤崎奈々子さん」と「ナンパ」に何の共通点があるのだろうと。
これが本当に、Mr.Xのコピーライティングテクニックだとしたら
ちょっと呆れてしまいますが。

毎月105万円売り上げることができるそうです

そんな何だかよくわからないMr.Xなる人物から
平秀信さんが学んだコピーライティングテクニックを
明日、明後日のセミナーで公開してくれるそうです。

なんでも、このセミナーで話す「1つのこと」を
1か月以内に行うと、毎月105万円売り上げることができるそうで。

マーケティングの能力がなくても、
コピーライティングという言葉を知らなくても、
確実に結果を出すことができるそうです。

ホントかよ?
と思ったので、このセミナーに潜入することにしました。

平秀信さんの昔のブログ記事を見ると、
その販売方法にかなりの非難が集中していたようです。

平秀信さんのブログを見る限りでは、
「自分さえ儲かれば、購入した人がどう思おうが関係ない」
そういう印象しかありません。

現に、この「Mr.Xテンプレートセミナー」には、
参加の際に審査があったのですが、その審査項目に
「Xテンプレートでお金を稼ぎ、社会になにをもたらすことができるのか?」
というものがありました。

こういう質問をすること自体、商売をやる人間として
思考が間違ってると思うんです。
商売というのは、
「お客さまに満足してもらった結果、対価としてお金をいただくものです」

つまり、
「Xテンプレートでお金を稼いだ結果、社会になにかをもたらすことができる」
のではなく、

「Xテンプレートによって、
社会(購入者)に何かをもたらすことができた結果、
 お金をいただくことができる」

これが商売人として正しい考え方です。
なんでこんな本末転倒な質問をするのだろうと、
正直にその旨、返信したのですが、審査通りました。

そんな平秀信さんのセミナーで
一体、どんな内容を教えてくれるのか、
とても楽しみにしながら参加当日を迎えました。

実は、応募者は全員審査通過させたそうで・・・

では、1日目の感想からいきます。

まず最初に驚いたのが、参加人数でした。
「10人ぐらいの少人数でもやる」とかなんとか書かれていたので、
少人数制のセミナーかと思っていたら参加者250名以上でした。

事前審査もあったので、
審査をくぐり抜けた選ばれし者なのかと思っていたのですが、
応募者全員、審査通過させたそうです。

そして、参加者募集のレターには
「セミナー内容はDVDにもCDにもなることはありません」
と書かれていたのに、なぜか思いっきりカメラが回っていました・・・。

そんな疑問を抱きつつも、司会のお姉さんによる

「Mr.Xのコピーライティングを身につければ、
 人を自由にマインドコントロールできるようになります」

・・・といった怪しいMCでセミナーはスタートしました。

配られたレジュメはA4の紙1枚だけでした

1日目の内容は
神田昌典さんのダイレクトレスポンスマーケティング理論と、
Mr.Xが販売した「暗黒マーケティング」という
コピーライティング教材の内容を合わせた内容でした。

平秀信さんが受けたMr.Xのセミナーは、
「資料も何も用意されず、ただひたすら話す内容をメモする」
というものだそうで、今回の平秀信さんのセミナーも
レジュメはA4の紙一枚しか配られませんでした。

一応、パワーポイントの資料は映し出されているのですが、
メモする時間は与えられず、どんどん進んでいきました。

「コピーの原理・原則を話すので、
知っていることがあっても初めて聞く気持ちで望んで欲しい」
という平秀信さんの前置きの通り、
内容は基本的なことがほとんどでした。

ですが、その中でも知らないことや、
改めて気付かされることも結構あったので、
満足度としては、80%くらいはありました。

マインドコントロールされると・・・

Mr.X自身がMr.X自身のために研究を重ねて、
記憶力、創造力、発想力、観察力、知能指数を高めることができる
という怪しいサプリメントのサンプルが配られました。

そして、
「あなたのマイナスの心を食べてくれる」
というMr.Xが描いた「虎の絵」が3万円で売られていました。

これをオフィスに飾っておくだけで、悩みごとが消え去るんだとか。
なんか「この壺を買えば・・・」的な商法を彷彿とさせるものでした。

冒頭で司会のお姉さんが言っていたように
「マインドコントロールされてしまうと、
 こういうものも買ってしまうんだろうなぁ」

という想いを抱きつつ、1日目のセミナーを受講していました。

2日目が「Xテンプレートセミナー」の核の部分になるのですが、
これはすごかったです。満足度100%超えました。
ところが、最後の最後に素敵なオチが待っていました。
これが噂の平秀信さんのやり方かと・・・。

「2日目」Xテンプレートで改善箇所が浮き彫りに

2日目はいよいよ、
平秀信さんが400万円を払って参加したセミナーで
Mr.Xに教わったという「Xテンプレート」の公開です。

セミナー参加前にご紹介しました
Mr.Xの日本人名義「芦原達也さん」のナンパ教材のレター
ttp://www.nanpasecrets.com/

こんな内容を「真似しろ」というものだったら、
セミナー代は返金するつもりでいたのですが、
実際は全然違いました。

ちなみに、私の教材の販売ページは、
プロコピーライターの山口貴志さんに添削してもらっています。
しかし、あくまで「添削レベルの指導」
ということを山口さんに言われました。、

「これ以上のアドバイスは、添削ではなくリライトになってしまう」と。

最低限、世に出せる程度にパワーアップさせてもらったわけです。
それゆえ、まだまだ改善の余地はあるはずですが、
私にはどこをどう直せば良いのかが、わかりませんでした。

しかし、「Xテンプレート」の構成を見て、
自分の教材の販売ページの訴求力の弱さがよくわかりました。
改善箇所が山ほどみつかりました。

平秀信さんは「1つだけ取り入れるだけでいい」と言っていましたが、
私の場合はひとつどころじゃ済まないなと。

結果として、2日目の内容は満足度100%を超えました。
これはインフォプレナーとしてだけでなく、
アフィリエイターとしてメルマガを配信したり、
レビュー記事を書く際にも使える内容だったからです。

「書くネタがなくても専門家のような無料レポートを書ける方法」
とかもありましたし、5万円の価値は十分にありました。
ただ、最後の最後に素敵なオチが待っていたのです。

急遽、レジュメを有料で販売することに?

途中、平秀信さんはこんなことを言っていました。

「今回のパワーポイントのレジュメを
 全部メモできなくても安心してください。
 今回のレジュメは皆さんにお渡ししようと思っています。
 
 ただし、有料です。
 みなさん、いくらなら私のレジュメを買いたいですか?
 私のレジュメにいくらの価値があるか教えてください

 レジュメが欲しいという声が多いので、
 みなさんの希望価格を見て決めたいと思います。」

と、こんな感じでした。

すると、平秀信さんの会社の社員さんが
急遽、手作りのダンボールの箱を用意し出して、

「この箱の中に、ノートの切れ端にでもいいので
 レジュメの希望価格を書いて入れてください」と。

「5万円も払ったのに、レジュメは別売りなのかよ・・・」
と思ったので、私は無視しましたけど、
最後の最後に素敵なオチが待っていました。

バックエンド商品「Mr.Xテンプレート実践講座」登場

最後の最後に、今回のXテンプレートの
「実践講座」の売り込みが待っていました。

平秀信さん
「月9,800円の実践講座に申し込んでいただければ、
 今回のセミナーのレジュメを差し上げます」と・・・。

これを聞いて、映し出されるパワーポイント資料を
メモする時間を取らせなかったのはこのためだったのか
と、納得しました。

ちなみに、実践講座は全12回の1年間のスケジュールで、
最低でも6ヶ月間の継続参加が条件となっていました。
つまり、レジュメを手にするには最低でも
さらに6万円が必要だったのです。

そのことがしっかり書かれた申し込みチラシもが配られました。
急遽、レジュメをこの実践講座の特典に付けたのではなく、
最初からバックエンドにして売るつもりだったわけです。

「約束が違うじゃないですか・・・。」

このセミナーの申込時には、
「セミナー内容はDVDやCDになることはありません」
と書かれていました。

それなのに、この「実践講座」に申し込むと
今回のセミナー映像もDVD、CDにして配られるとのこと。

約束が違うじゃないですか・・・。

セミナーで平秀信さんはこんなことを言っていました。

「法律さえ犯さなければ、稼ぐためには何でもやる」
「読んでもらえない広告ほど意味のないものはない」
「広告を読んだら、その場で即決させなければ意味がない」

と。

事実、私が今回のセミナーに申込んだ理由のひとつに、
「セミナーは後日DVD化しない」と書かれていたことが挙げられます。
もし、「今回のセミナー映像は後日DVD化します」
と書いてあったら、私は申し込まなかったと思います。

そう考えると、このやり方はありなのかとも思ってしまうんですよね。
(法律を犯さなければ~という考えは無しです)

平秀信さんは、

「自分のやり方を良いように思っていない人がいるのは知っている。
 でも、自分の商品に本当に自信があるのならば、
 何としてでも買ってもらうように仕向けなければならない。
 お客さんの心を動かせないコピーを書くことのほうが罪だ」

的なことも言っていました。

以上のように、色々な意味で
「平秀信さんのやり方」は考えさせれるものでした。
私には嘘を付いてでも売ろうとするのは真似はできません。
真似をしようとも思いません。

ですが、平秀信さんが嘘を付いたおかげで、
このセミナーに参加するきっかけを作ってくれたのも事実です。

一部、倫理的に真似できない部分はありましたが、
真似したくなる部分のほうが多かったので、
結果的にセミナーに参加して良かったと思っています。

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