WordPressサイト内検索プラグインファンのみなさん、お待たせしました。
この記事は、数あるサイト内検索プラグインの中から、「多機能タイプ4つ」と「シンプルタイプ7つ」に分けて、WordPressのサイト内検索をカスタマイズできるプラグインを11個紹介した画期的な記事です。
記事の後半では、個人的におすすめのサイト内検索プラグイン(無料)も紹介しているので、最後まで読むと良いことがあります。それでは最後までごゆっくりどうぞ!
WordPressのサイト内検索プラグイン:多機能タイプ4選
まずは、多機能タイプのサイト内検索プラグインから淡々と紹介していきます。自分の求めている機能があるかチェックしてみてください。
1.Relevanssi – A Better Search
直訳 | Relevanssi – より良い検索 |
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平均評価 | |
公式 | Relevanssi – A Better Search |
Relevanssi – A Better Searchの設定画面
Relevanssi – A Better Searchで何ができる?
- 検索結果を日付順ではなく、関連性の高い順に表示できる
- AND検索にするかOR検索にするか指定できる
- フレーズ検索(キーワードを「”」で囲む)で完全一致した記事を表示できる
- 記事内にある検索キーワードをハイライト表示してくれる
- コメント、タグ、カテゴリー、カスタムフィールドを検索対象にできる
- 本文、タイトル、カテゴリー、タグ、コメントの重み付けを設定できる
- 指定したカテゴリーの記事のみ検索対象にできる
- 指定したカテゴリーの記事を除外できる
- 指定した記事を個別に除外できる
- 検索されたキーワードを記録できる
- NGワードを登録して、検索結果にヒットさせないようにできる
2.Ivory Search – WordPress Search Plugin
直訳 | Ivory Search – WordPress 検索プラグイン |
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平均評価 | |
公式 | Ivory Search – WordPress Search Plugin |
Ivory Search – WordPress Search Pluginの設定画面
Ivory Search – WordPress Search Pluginで何ができる?
- カスタマイズした検索フォームを検索フォームごとにいくつでも設定できる
- ショートコードでサイト内の好きな場所に設置できる
- AJAX 検索でその場で検索できる
- 検索結果から特定のコンテンツを除外できる
- カテゴリー、タグ、カスタムフィールド、投稿者名、コメントを検索対象にできる
- 特定の日付を指定して検索できる
- パスワードで保護された投稿を除外できる
- 画像のファイル名、タイトル、キャプション、alt説明文で検索できる
- 特定の投稿タイプ、タイトル、本文、抜粋、カテゴリを検索から除外できる
3.Better Search – Relevant search results for WordPress
直訳 | より良い検索 – WordPress に関連する検索結果 |
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平均評価 | |
公式 | Better Search – Relevant search results for WordPress |
Better Search – Relevant search results for WordPressの設定画面
Better Search – Relevant search results for WordPressで何ができる?
- ページあたりの検索結果数をカスタマイズできる
- 検索対象の投稿タイプ(投稿、固定ページ、カスタム投稿)を指定できる
- 抜粋、投稿者名、カテゴリ、タグ、コメント欄を検索対象にできる
- パスワードで保護されている記事をら除外できる
- 投稿、固定ページ、カスタム投稿タイプを個別に除外できる
- 指定したカテゴリを除外できる
- 検索したワードを記事内で強調表示できる
- 検索キーワードを記録して、指定期間で絞り込める
4.WP Extended Search
直訳 | WP拡張検索 |
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平均評価 | |
公式 | WP Extended Search |
WP Extended Searchの設定画面
WP Extended Searchで何ができる?
- カテゴリ、タグ、カスタム投稿タイプ、投稿者名で検索できる
- 検索対象の投稿タイプ(投稿、固定ページ)を選択できる
- OR検索にするかAND検索にするか指定できる
- 検索ワードを完全一致にするか、部分一致にするか指定できる
- 指定した日付よりも古い記事を検索結果から除外できる
- 検索結果に表示する投稿数をカスタマイズできる
- 検索結果の表示順をカスタマイズ(関連性、公開日、更新日、タイトル、コメント数)を指定できる
WordPressのサイト内検索プラグイン:シンプルタイプ7選
続いて、機能を絞ったシンプルタイプのサイト内検索プラグインです。設定画面もシンプルでわかりやすいので、個人的にはシンプルタイプのほうが好きです。
1.Ultimate Category Excluder
直訳 | 究極のカテゴリー除外者 |
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平均評価 | |
公式 | Ultimate Category Excluder |
Ultimate Category Excluderの設定画面
Ultimate Category Excluderで何ができる?
- サイト内検索の結果から、指定したカテゴリーの記事を一括で非表示にできる
- トップページやカテゴリーページから、指定したカテゴリーの記事を一括で非表示にできる
2.Search Exclude
直訳 | 検索除外 |
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平均評価 | |
公式 | Search Exclude |
Search Excludeの設定画面
Search Excludeで何ができる?
- サイト内検索の結果から、指定した記事を個別に非表示にできる
- 投稿、固定ページはもちろん、カスタム投稿タイプの記事も非表示にできる
3.Search Meter
直訳 | 検索メーター |
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平均評価 | |
公式 | Search Meter |
Search Meterの管理画面
Search Meterで何ができる?
- サイト内検索で使われたキーワードを管理画面上に表示できる
- 昨日と今日、過去7日間、過去30日間ごとにランキング化できる
- サイト内検索でよく検索されるキーワードをサイト上に表示できる
※Search Meterは、私もむかし使っていたことがあります。ただ、検索結果に何もヒットしない不具合が発生して使うのをやめました。今は不具合は解消されたようです。
4.Search in Place
直訳 | その場で検索 |
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平均評価 | |
公式 | Search in Place |
Search in Placeの設定画面
Search in Placeで何ができる?
- ページ遷移することなく、検索ボックスの下に検索結果を表示できる
- 検索結果に表示する記事数、サムネイル、投稿者名、投稿日、抜粋文の表示/非表示をカスタマイズできる
- 記事内にショートコードで検索ボックスを表示できる
5.WP Fast Total Search – The Power of Indexed Search
直訳 | WP Fast Total Search – インデックス検索の力 |
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平均評価 | |
公式 | WP Fast Total Search – The Power of Indexed Search |
WP Fast Total Search – The Power of Indexed Searchの設定画面
WP Fast Total Searchで何ができる?
- カスタム投稿、ショートコードのコンテンツも検索対象にできる
- AND検索にするか、OR検索にするかを管理側で設定できる
- 検索結果の表示順を、投稿者、公開日、更新日、ランダム、コメント数などに変更できる
6.Highlight Search Terms
直訳 | 検索キーワードをハイライト |
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平均評価 | |
公式 | Highlight Search Terms |
Highlight Search Termsで表示した記事
Highlight Search Termsで何ができる?
- 検索結果で検索ワードを強調表示できる
- 記事内でも検索ワードを強調表示できる
7.WP Search Insights – Privacy-Friendly Search Analytics
直訳 | WP Search Insights – プライバシーに配慮した検索分析 |
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平均評価 | |
公式 | WP Search Insights – Privacy-Friendly Search Analytics |
WP Search Insights – Privacy-Friendly Search Analyticsの管理画面
WP Search Insightsで何ができる?
- 検索されたキーワードを記録できる
- サイト内検索が使われたページをセットで記録できる
- 記録されたキーワードは日付範囲を指定して絞り込める
- 検索されたキーワードをランキング表示できる
WordPressのサイト内検索プラグインおすすめはコレだ
以上、多機能タイプ4個、シンプルタイプ7個、合計11個のサイト内検索プラグインを紹介しました。
多機能タイプは「1.Relevanssi」がそうですが、大量のデータベース領域を必要とするプラグインもあります。使わない機能のほうが多いなら、シンプルタイプにして必要な機能だけ取り入れるのがおすすめです。
そんななかでも1つだけ、ほぼ全員がインストールしてもいいんじゃないかと思うサイト内検索プラグインがありました。
それが、最後に紹介した「WP Search Insights – Privacy-Friendly Search Analytics」です。
WP Search InsightsでGA4のサイト内検索問題を解消
サイト内検索キーワード(厳密にはクエリ)は、Google Analyticsで可視化できます。
- 自分のサイトに訪れたユーザーが何を探しているのか
- 検索したワードの需要を満たす記事がサイト内にあるのか
を知るために、サイト内検索キーワードの可視化・保存は必須です。Google Analytics(UA=ユニバーサルアナリティクス)を使えば簡単に設定できました。
ところが、ユニバーサルアナリティクスは2023年6月末で終了。2023年7月からはGA4を使うことになりました。
直感的に使えなくて難解なGA4は、信じられないことにサイト内検索の項目がないのです。
- カスタムディメンションにsearch_termを設定
- 探索機能にview_search_resultsを設定
という謎の機能に謎の用語を設定すると、サイト内検索キーワードは見れるようになります。でも、ただキーワードが順に並ぶだけで、UA時代のような細かな分析ができません。GA4になって劣化しとるやないか…。
そんな不満を解消してくれるのが、「WP Search Insights」なのです。
WP Search Insightsの2つの好き好きポイント
WP Search Insightsの好きなところは次の2つです。
- 設定不要で有効化するだけで使える
- いつ、どのページで検索されたのか一目でわかる
具体的に解説します。
1.有効化するだけで設定不要で使える
インストール&有効化するだけでそのまま使えます。GA4のように「カスタムディメンション」だとか「search_term」だとか「view_search_results」だとか謎の用語の設定は一切不要です。
一応、設定画面は用意されています。
設定するとしたら「管理者検索を除外」するくらいです。基本、何も設定する必要ありません。
2.どのページで検索されたのか一目でわかる
サイト内検索キーワードは、当記事で紹介した下記のプラグイン、
- Better Search – Relevant search results for WordPress
- Relevanssi – A Better Search
- Search Meter
これらでも設定不要でそのままキーワードを記録できます。
ですが、上記3つのプラグインとWP Search Insightsには大きな違いがあります。それは、管理画面の圧倒的な見やすさです。
WP Search Insightsの管理画面はいつ、どの記事を閲覧中に検索されたのか一目でわかるようになっているのが特長です。
特に、どの記事から検索されたのが非常に使えます。いわゆる「再検索ワード」です。その記事内に該当キーワードのコンテンツが、
- 存在していない
- どこにあるのかわかりにくい
という不満の表れです。
なので、記事内にコンテンツを追加したり、場所を移動したり、別記事の内部リンクを貼るヒントになります。これは他のサイト内検索プラグインはもちろん、GA4でもわからないはずです。
おわりに:絞り込み検索プラグインならこっち
そんなわけで、今回紹介した11個のサイト内検索プラグイン。どれか1つ入れるとしたら、「WP Search Insights」がイチオシです。
ちなみに、サイト内検索ではなく「絞り込み検索」をサイト内に実装したいなら、↓の記事がおすすめです。読んでみてください。
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