こんにちは。「般若ビルダー」「般若ビルダーサーチ」制作・販売者のササメです。
「サイト内に診断コンテンツ(フォーム・ツール)を設置して、サイトに機能性を持たせたい」「YES・NOチャートを実装しようとしたけど、条件分岐のフローを考えるのが難しくて挫折した」
……そんな全国の診断コンテンツ難民のみなさんに朗報です。実は「絞り込み検索」を使えば、条件分岐とか面倒なことを考えなくても、診断コンテンツを簡単に設置できます。
これは「般若ビルダーサーチ」の購入前相談に回答していたときに気づいたというか、購入を検討いただいている人に教えてもらいました。
その一連のやり取りをここに記しておきます。
相談:選択した項目を検索結果ページで非表示にしたい
■お問い合わせ内容
はじめまして、般若ビルダーサーチの購入を検討しております◯◯と申します。1点、ご質問よろしいでしょうか。検索条件に設定した項目を、絞り込み検索後の表示ページでは非表示する機能はございますでしょうか?
クレジットカードのデモページを例にすると、絞り込み検索後の表示ページで「VISA」「MasterCard」「JCB」などの特定の箇所を非表示にする機能です。
何卒、よろしくお願い致します。
■WordPress利用歴
5年目
回答:並び替えの選択項目は非表示にできますが……
こんにちは。般若ビルダー開発チームのササメです。お問い合わせいただき、ありがとうございます。
はじめまして、般若ビルダーサーチの購入を検討しております◯◯と申します。
購入のご検討ありがとうございます!
検索条件に設定した項目を、絞り込み検索後の表示ページでは非表示する機能はございますでしょうか?
「並び替え」の選択項目(「数値」を検索条件にしているもの)は非表示にできます。
この部分です。
クレジットカードのデモページを例にすると、絞り込み検索後の表示ページで「VISA」「MasterCard」「JCB」などの特定の箇所を非表示にする機能です。
並び替え項目ではないタグ表示は、現状では非表示にできないですね……。
どのようなことを懸念されていますか?内容によっては、今後のアップデートで対応させていただくかもしれません。
返信: 検索結果では不要になる情報がある
ご返信いただきありがとうございます!
並び替え項目ではないタグ表示は、現状では非表示にできないですね・・・。
左様でございますか、ありがとうございます。求めていた機能は、(添付画像)のような表示項目を非表示できる機能でございました。
どのようなことを懸念されていますか?
不要な情報をできるだけ表示させたくないと考えておりまして。
https://~
上記サイトのような絞り込み検索ページを実装したいのですが、現在の年収や希望勤務地の情報などは検索結果では不要になるので、検索結果で検索条件の項目を個別に非表示選択できる機能があれば、ありがたいと思った次第です。
非表示機能が不要な絞り込み検索を実装する際に、改めて購入を検討させていただきます!
回答:検索条件の非表示機能、実装します!
こんにちは。般若ビルダー開発チームのササメです。
画像の添付ありがとうございます!なるほど。確かに、そのような使い方だと不要ですね。非表示機能も実装しようと思います。
ただ、年内は立て込んでしまっているので、来年以降の実装になってしまうと思います。そのときにでもまた改めてご検討いただければ幸いです。
ナイスなお問い合わせありがとうございました!
絞り込み検索を「診断コンテンツ」型にしてみる
参考サイトを見せてもらったのですが、検索条件が「探しているもの」ではなくて、「利用者の現状」を尋ねる診断コンテンツ(フォーム)型になっていました。
調べてみると、このジャンルのサイトの絞り込み検索は、利用者の現状を尋ねる「診断コンテンツ」になっているケースがほとんどでした。絞り込み検索を診断コンテンツ型にするメリット・デメリットは次のとおりです。
診断コンテンツのメリット
診断コンテンツは、利用者が「何を選択すればいいかわからない」場合に有効です。
たとえば、パソコンの比較サイトに絞り込み検索を設置する場合。↓のような選択肢だったらどうでしょう?
希望のCPUを選択してください。
□インテル® Core™ i7-10700
□インテル® Core™ i5-11400F
□AMD Ryzen™ 5 5600X
パソコンに詳しくない人はどれを選択すればいいのかわからないですよね。そこで、「パソコン」ではなくて「利用者側」自身について尋ねる診断型の選択肢にすると、
どんな用途で使いますか?
□簡単な動画編集に使う
□eスポーツ向けのゲームプレイに使う
□マルチタスクで作業をする
はい。これならパソコンに詳しくない人でも回答できます。そのジャンルの初心者でも利用できる。これが診断コンテンツのスゴさなのです。
診断コンテンツのデメリット
一方で、診断コンテンツにもデメリットがあります。
たとえば、これまでの般若ビルダーサーチを使って、回答をYES/NOで答えるような質問を用意した場合。検索結果ページにも「YES」「NO」のラベルが紐付いて表示されてしまいます。
今回のご相談は、上図のようなアイテム情報ではない「利用者側の選択条件は非表示にしたい」というニーズが背景にありました。
検索条件を非表示にしたら、診断コンテンツを簡単に実装できた
そこで、般若ビルダーサーチver.1.1.0より、検索結果のアイテム欄で検索条件のラベルを非表示にできる機能を実装しました。
ただし、アイテム欄から非表示にすると、今度は「ちゃんと自分の選択した結果が反映されているのだろうか?」と不安になってしまいます。
その対策として、自分が選択した内容は検索結果の冒頭、もしくは、検索結果ページの後半に、「設定値テーブル」として表示できるようにしました。
そんな「般若ビルダーサーチver.1.1.0」の機能を使ってつくったのが「おすすめ転職サイト診断ツール」のデモページです。
よくある(?)診断コンテンツ作成ツールは、 「1問目をAと答えたら、2問目はCを表示して、1問目でBと答えたら、2問目はDを表示。2問目でEと答えたら3問目はGを……」と分岐条件ごとに表示コンテンツを自分で考えないといけません。
これが超めんどくさいです。選択項目が多くなればなるほど複雑化して混乱します。
ですが、般若ビルダーサーチを使えば、プログラム側で該当のコンテンツを絞り込んで一発で表示してくれます。分岐条件ごとの表示内容など難しいことは一切考える必要がありません。
というわけで、検索条件の非表示機能を実装して「診断コンテンツ」までつくれるようになったのが、般若ビルダーサーチの最新版1.1.0です。(年内に間に合いました!)
診断コンテンツをサイト内に取り入れて、サイトの機能性とユーザー体験力を引き上げたい人は、“超万能型”絞り込み検索&並び替えプラグイン「般若ビルダーサーチ」をつかってみてください。