シュフログのばぶぅです。風邪をひいて他の症状は治まったのに、なぜか咳だけ残ることはありませんか?それはただの風邪ではなく、マイコプラズマ肺炎や、後鼻漏(こうびろう)という鼻の病気、ゼーゼー言わない咳喘息の可能性があります。これら病気について私の体験談をお伝えしたいと思います。
風邪が治っても咳が止まらない三大原因とは?
風邪の主な症状は、熱・のどの痛み・鼻水・倦怠感などいろいろありますが、咳もそのひとつですね。のどのイガイガを感じたり、痰が出そうになった時に、ゴホゴホと出てしまうものです。これは風邪が治るにつれやがて治まるものですが、他の症状は出なくなったのに、咳だけがいつまでも出ることがあります。
そんな時は周りの迷惑そうな視線も気になりますし、一番に自分の体力が咳をすることで奪われていくのを感じるはずです(´;д;`)
『風邪は治ったはずなのに、どうして咳だけ残るのだろう』『実はまだ風邪が治っていないのかな?』そうやってだんだんと不安になりますね。実は咳が止まらないのは風邪のせいではなく、別の病気であることが多いのです。主な病気として次の3つが考えられます。
1.空咳が止まらなくなる「マイコプラズマ肺炎」
私が経験したものでいうと、まず『マイコプラズマ肺炎』です。マイコプラズマ肺炎とは、通称『歩く肺炎』と呼ばれ、咳が出る以外にはつらい症状はなく、寝込むことなく通常と変わらない生活が送れます。その代わりに咳だけは四六時中猛烈に出て、咳をしすぎて嗚咽したりもします。
「肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染することによって起こる感染症なのですが、最初は発熱や頭痛など風邪と同様の症状から始まり、咳だけが3週間ほど残るのが特徴です。若い人は感染しても気管支炎で止まることが多いのですが、肺炎まで進み重症化することがあります(´Д`ι)アセアセ
身近なところで私の義父が夏に感染して、入院するところまでいきました。以前私がかかった時は、入院こそしませんでしたが、まぁ咳がしつこいしつこい・・・。痰の無い空咳が一度ゴホゴホしだすと止められないので、当時は途方にくれたものです。もう二度とかかりたくないですね。受診するのは内科。抗生物質での治療となります。
2.鼻水が鼻から出ない「後鼻漏」
現在私は、マイコプラズマ肺炎とはまた別の咳が止まらない病気を抱えています。それが、『後鼻漏(こうびろう)』という病気です。
私も最近病名を知り、自分の症状そのままだったので驚いたのですが、鼻炎もちの方は発症しやすいので注意が必要です。鼻の奥からのどに鼻水が降りていく感覚があり、しょっちゅうのどがいがらっぽく感じ、痰まじりの咳がたくさん出る場合は後鼻漏だったりします。
寝ている間はのどの奥に鼻水がたまるため、苦しくて目が覚めたり、起きぬけに咳き込んだりします。咳が出るのはのどの奥に垂れてきた鼻水(本当の意味での痰とは別物らしいです)を出すために必要な作用なので、咳止めで無理に止めてはいけません(´Д`ι)アセアセ
後鼻漏はあまり世間では認知されていない病気で、これといった治療法が確立されてないらしいのですが、まず鼻水をおさえる治療から始めるのがセオリーのようです。受診するのは耳鼻咽喉科。去痰剤などを用いて治療するそうです。
3.ゼーゼーしない喘息「咳喘息」
そして、昔から『咳が止まらない病気』として有名なのが、喘息ですね。喘息にも細かく分けるといくつか種類があるのですが、総合的に呼吸が苦しくなるというのが大きな特徴です。気道の炎症から呼吸がしにくくなることにより発作が起き、咳をしたり痰が出たり、ヒューヒューゼーゼーという喘鳴(ぜんめい)と呼ばれる独特の呼吸をすることがあります。
最近は喘鳴が無く、咳のみの咳喘息の人が多いそうなので、喘鳴がないから喘息ではないと素人判断するのは危険です。受診するのは内科(呼吸器内科のある病院が望ましい)。吸入ステロイド薬での治療が一般的です。なお、咳の出る病気をした場合、お医者さんでホクナリンテープを処方されることがあります。
ペラペラのテープなので気軽に使えそうな気がしますが、動悸が激しくなったり眩暈がしたりと、実はなかなか副作用が強いお薬なので注意が必要です(´Д`ι)アセアセ
もし、風邪が治ったはずなのに咳だけ止まらないという症状が続くようでしたら、これらの病気を疑って早めに病院を受診してみることをおすすめします!
コメント
何科に受診すればいいですか?
まずは内科です。