失敗しないランドセルの選び方。私が池田屋を選んだこだわりのポイントとは?

シュフログのばぶぅです。我が家の息子さんは、来年の春に小学校へ入学するため、ランドセルを買ってあげないといけません。ハンドバッグメーカーに勤務していた私が、ネットやカタログで徹底リサーチした結果、最終的に池田屋で購入しました。なぜ、池田屋のランドセルを選んだのか、選び方の極意をお伝えします。

私と息子のランドセル選び物語が幕を開けます。

息子が入学するのは、平成27年度から開校のできたてピカピカ新設校。新設校ゆえ学校のルールや伝統など校風がまったく分からず、さまざまな学用品の準備がしづらい状況なのが悩みどころです。

ランドセルに関しても、『黒と赤のみ!という指定があったらどうしよう・・・』と心配はしましたが、『まぁ公立だし、細かいこと言わないかな!』といい方向に考えましたヾ(≧▽≦)ノ

年長さんになったばかりの春ごろは、ランドセルを買うのはずっと先と思っていたし、幼稚園のお母さんたちも『ランドセルなんて、何でもいいよ~。』という方が多く私ものんびり構えていました。

6月ごろにふと思い立って検索をかけてみると、ちょうど2015年版のランドセルカタログが各社出始めたところでした。世間では『ここ数年、ランドセル購入のタイミングがどんどん早くなっている』ということがあちこちで叫ばれていて、少々焦りを感じる私(´Д`ι)アセアセ

そこでカタログ請求できるところはひと通りして、幼稚園からもチラホラ渡されはじめたチラシもまとめて、2014年初夏、いよいよ私と息子のランドセル選び物語が始まったのでした。

元プロの私による失敗しないランドセルの選び方

まず、カタログやネットで集めた情報を検討し、自分(と息子)の理想のランドセル像を挙げるところから始めました。すると、下記の3点が挙がりました。

1.本物の素材「皮革」であること。
私がランドセル選びで絶対これ!とこだわったのは、ズバリ「素材」。ハンドバッグメーカーの企画部署で勤めた経験がある私は、「子供には本物を。皮革(ひかく)製品を使わせたい」と思う気持ちがとても強かったのです。

皮革製品はよく『重い』『傷つきやすい』という欠点が挙げられがちですが、じっくり各社製品のスペックを見てみると、言うほど大差ないことが分かりました。むしろ革のほうが傷は目立たないと謳っているメーカーもあり、それならば迷うことなく皮革のランドセルを買おうと思えたのです。

2.フラットファイルが入ること。
そしてもうひとつのこだわり、『フラットファイルが入る』こと。昔に比べると、子供がランドセルに詰める物は様変わりし、特にファイルを多用するようになったようです。

数年前のランドセルは、クリアファイル(ペラペラで留め具のないもの)が入るだけでも画期的だったようですが、今はさらに大きく、フラットファイル(見開きになって書類を綴じこめる)が入ることを全面的に推し出しているメーカーが多数あります。

『どうせなら、大きい方がいいじゃない?』『無理してサイズの合わない荷物を詰め込むストレス、6年も続けたくないよ』と思ったら、これもランドセル選びの大事な条件となりました。

3.本人が背負った時に痛くないこと。
そして、忘れてはいけないのが、ランドセルを使う息子本人の意思。おおまかなことは親が検討して決めるにしても、最後の最後、これと断定する役は息子に託したい。その思いから息子に確認してもらったのは、背負った時の感触。

ランドセルとひとくくりに言っても、実際に背負わせた時に、メーカーによっては痛みを訴える子がいるというのを聞き、試着チェックは絶対だなと思ったのです。

以上の条件を踏まえたうえで、最終的に息子の好きな色のランドセルを選んでもらって決定しようということになりました。早速夏休みの帰省の時に実店舗を見られるところをピックアップ!以下3つの店舗を巡ることにしました。

1軒目:おしゃれでシャープな「鞄工房山本」

鞄工房山本は銀座8丁目という、夜はたいそうきらびやか、けれど昼間は閑散としている、ランドセルとはちょっとかけ離れたイメージの場所にありました。ここのランドセルは私の中で第3候補だったので、軽い気持ちで見に行ったんです(・∀・)ニヤニヤ

でも実物を見てみると、一般的に遊びの少ない男の子用のランドセルも、とってもおしゃれ!カッチリとしたシャープなスタイルで、見た目の印象はすごく良かったです。私が最低限と考える機能はほぼ備えていましたが、機能面での個性は特に無いように思えました。

鞄工房山本のランドセル

息子が最初に『これがいい!』と言った、真っ青なランドセル。キレイな色でステキでしたが、まぁ思い出ということで(笑)こういう派手めな色は、生産数がそもそも少ないそうです。先述しましたが、鞄工房山本はあくまで第3候補だったので、この後さっさと店を出ました(´Д`ι)アセアセ

2軒目:機能性No.1ランドセルメーカー「池田屋」

山本を出て次に向かったのが、同じく銀座にある「池田屋」。こちらは銀座3丁目、和光や三越に近い、銀座の真ん中にあります。実はここが第1候補、ランドセルの機能ではこちらの右に出るメーカーは無いと私は思いますm9(・∀・)ビシッ!!

ところが、いざ実物を見せてもらうと・・・さっき見た山本のスタイリッシュなランドセルに見劣りするんですよね。なんていうか・・・ベルト裏の白さがあまり好きじゃないかも。私はそこで軽くショックを受けてしまったのですが、ひとまず候補の牛革製ランドセルをいくつか息子に背負わせてみました。

背負うととても存在感がある池田屋のランドセル。型崩れ防止のための強靭な芯材、操作しやすく危険な引っかかりがあった場合自然に外れてくれるサイドフック、バックルではなくギボシで長さ調節をする肩ベルト、どれもこれもカタログを見て好感を抱いていたハイレベルな機能性。(・∀・)イイ!!

さっきは見た目の印象の違いに引きぎみだった私の心が、ぐっと池田屋寄りに戻るのを感じました。『やっぱりここのランドセルかなぁ・・・』そう思ったので、この場で息子に具体的に色を選んでもらいました。

池田屋のランドセル

これはキャメルですが、実際に選んだのは違う色ですよ。池田屋のランドセルは、色の美しさには秀でていません。でも、余分なデザインや飽きのくる刺繍は無いので、「シンプルなのがいい」と考えている人にはおすすめです。

あ!私はシンプル志向じゃない(だから山本のデザインに心揺らいだ)のですが、それ以上に機能性重視なため、池田屋に決めたんですよ。そんなほぼ池田屋ランドセルに心を決めた数日後、あきらめきれず候補に入れたままになっていたあるお店へ。

3軒目:とにかく美しい「土屋鞄」

ランドセルを真剣に選ぶ親御さんにとって、ひとつの基準となっているであろうメーカー「土屋鞄」友人の子供が何人か土屋鞄のランドセルを使用中ということもあり、いろいろ調べるより前から気になっていました。

私たち親子が向かったのは、横浜みなとみらいの果てのほう、マリノスタウンに程近い土屋鞄のランドセル屋さん。店頭に並ぶランドセルが訴えかけてくるのは、革の発色の美しさ、細かい菊寄せなど繊細な技術力、そしてその上品な佇まい。

美しい!土屋鞄のランドセルは非常に美しい!

けれど、それほどまでに思っているのに、なぜ購入に至らなかったか?それはたった一つの理由、『フラットファイルが入らない』、それだけでした。現在使用中の友人がフラットファイルを入れた場合の様子を写真で見せてくれたのですが、ファイルの上部が傷み、ふたも閉めづらそうでした(´-ω-`)ウーン

『こんなふうにはなるけど、使えてる。』と友人は言いましたが、このちょっと残念でもやもやした感情を6年間感じ続けるのはやはりつらいですよね?本当にそれ以外は素晴らしいランドセルなのに、この1点だけがどうしても受け入れられなくて、土屋鞄製を買うには至りませんでした。

土屋鞄のランドセル

う~ん、今見ても美しい・・・フラットファイルは入りませんが、クリアファイルは大丈夫だそうなので、条件に合う人にはいいのではないでしょうか。

このようにして選んだわが子のランドセル、息子もとても気に入っているし、私も納得していい買い物ができたと思っています。『ランドセルなんて、どれでもいいのよ~』そうかもしれません。

でも私は、息子のことを思って、息子と一緒にランドセル選びができたことを、とても幸せに思っています。春になってこのランドセルを背負って入学式を迎えた時、感動して泣いてしまうかもしれません。う~ん、楽しみ!

この記事を書いた人

ばぶぅ
ばぶぅ
専業主婦

ばぶぅと申します。神奈川県から愛媛県に嫁ぎました。コーヒーとチョコレートをこよなく愛す、1児の母です。

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コメント

  1. 僕も学習院型のぴかぴかのらんどせるを背負わしてくれ!100日ぐらいでもいいから!

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  2. 僕もランドセルを背負ってリコーダーを吹きたい

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